不耕起栽培を実践する農家の方、これから始める農家の方、農家ではないけれど実践してみたい方を応援しています

不耕起栽培の苗は普通の苗と違うのですか?

普通の稲作をしている人たちは、約20日で20cmぐらいの長さの苗を育てます。細くて、縦に長く、葉の数は2〜2.5枚です。このような苗のことを稚苗(ちびょう)といいます。
不耕起栽培では、茎が太く、葉の幅が広く、葉の数が5.5枚の成苗(せいびょう)を60〜70日かけて育てて、田植えをします。

苗の育て方にはいろいろあるのですか?

苗の育て方には、いろいろな方法があります。
温度を高くしてどんどん高さを伸ばし、早く育てる方法や、温度管理を低めにして、ゆっくり育てる方法などです。
苗のステージには葉が1〜1.5枚の乳苗(にゅうびょう)、葉が2.5枚の稚苗(ちびょう)、葉が3.5〜4枚の中苗(ちゅうびょう)、葉が5.5枚の成苗(せいびょう)です。葉が1.0枚というのは、葉が伸びきって開いた状態(展開)で、2〜5というのは、葉が上に伸びつつある(伸張している)状態のことを言います。
不耕起栽培では、種籾を薄播きにして、高温にならないように管理しながら、ゆっくりと50〜70日かけて育てます。この苗づくりのことを低温育苗法といいます。

催芽や発芽の温度はどのくらいにしますか?

低温育苗法では、25〜27℃です。催芽は3日ぐらいかかります。発芽は育苗機を使わない場合、5〜10日かかる場合もあります。発芽は、ハウスの中で行うか、露地で行うかによっても、かかる時間が変わってきます。

催芽や発芽のときに、使ったほうが良い資材はありますか?

催芽の時には、エンザーの希釈液の中で催芽を行うと、病気の予防になります。また、アミターバの8000〜10000倍液の中で行うと、催芽にかかる時間が短くなることがあります。発芽の時には特に、使う資材はありませんが、リゾープス(クモの巣カビ)の予防や、発芽最中にこのカビが出た場合には、酢か氷酢酸の1000倍希釈液をかけます。